寝かしつけ体験談 | 魔法はママの心

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魔法はママの心

一日の終わり、ようやく訪れる“寝かしつけ”の時間。部屋の明かりを落とし、ぬいぐるみを抱えた子どもと布団に入る。静かな時間…のはずが、私にとっては毎晩ちょっとした戦いでもあった。

娘が1歳頃から寝かしつけはますます手強くなっていった。

今日は早く寝てほしい。洗い物も残っているし、明日の準備もある。なにより、私自身が眠くて限界。そんな日に限って、娘はなかなか寝てくれない。絵本を読んでも、子守歌を歌っても、目はぱっちりで布団から脱走。

焦る私の気持ちが伝わるのか、娘もそわそわして、ますます寝る気配がない。だんだんイライラが募って、つい声を荒げそうになる。そんな自分に自己嫌悪して、また落ち込む。

でも、そんな夜ばかりじゃない。ある日、布団に入って数分でスヤスヤと寝息を立て始めた。あまりのあっけなさに「今日は楽だったな」とホッとしたのも束の間、あまりに静かで、つい寝顔を見つめてしまう。ふっくらしたほっぺをツンツンしたくなる衝動をこらえるのが大変だった。あんなに「早く寝て!」と思っていたのに、いざ寝てしまうと、ちょっと寂しいなんて…自分でも笑ってしまう。

寝る前の儀式も、我が家にはいくつかある。

お気に入りのぬいぐるみをぎゅっと抱きしめて、私はディズニーの歌を子守歌代わりに口ずさむ。少し大きくなってからは、私と娘の体がパズルのようにぴったり合う“いつものポジション”ができた。その体勢になると、安心したように目を閉じる。でも油断すると、私のほうが先に寝てしまうこともあって、数時間後にハッと目覚めて慌てて洗い物などを始めることもある。

…とはいえ、気持ちよさそうな寝顔を見ると「今日はもうこのまま寝ちゃえ〜」と、娘にぴったりくっついて再び夢の中へ。

いろんな寝かしつけグッズや音楽などの方法を試してきたけれど、ある夜の出来事が、私の考え方を大きく変えた出来事があった。

それは、娘が2歳前後のある晩。私はやることが山積みなのでさくっと寝かしつけて作業をしようと思っていたので私は布団に入らず、娘の隣に座って寝かしつけをしていた。すると、娘がぽつんと「一緒にお布団に入って」と言った。

「どうしたの?」と聞くと、「お布団に一緒に入ってないときは、ママすぐに行っちゃうから。寂しくて寝たくない」と。

その言葉に、私はハッとした。子どもにとって“一緒に寝る”ことは、ただの習慣じゃなくて、安心感そのものだったんだと子どもの言葉で気づいた。

それからは、寝かしつけの前に「終わっていない家事は明日やろう。もし元気だったら後でやればいい」と気持ちを切り替えるようにした。そして『寝かしつけの時間』ではなく『娘といちゃつく時間』と割り切って布団に入るようにした。

そうすることで、私自身の癒しの時間が増え、さらに心穏やかに娘との時間を過ごせるようになった。“寝かしつけ”の時間は、いつの間にか“癒し”の時間へと変わっていたのだった。

やっぱり、寝かしつけの魔法は、ママの心にあったのだ。

うまくいかない夜も、イライラしてしまう日も、きっとあると思います。 でも大丈夫。ママが深呼吸して、ちょっと肩の力を抜くだけで、子どもはちゃんと感じ取ってくれます。 「寝かしつけなきゃ」じゃなくて、「一緒にゴロゴロしよう」くらいの気持ちで。 その時間が、きっとかけがえのない宝物になりますように。

※この記事は、お子さんを育てるママの体験談です。

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